募集要項はこちら
事業紹介
- トップ
- 事業紹介
私たちは世界に誇れる開発力で、
歯科器材・器械の分野をリードしています。
歯科機器医療用器材の製造・販売・輸出入という専門性の高い分野の中で、トクヤマデンタルは創業以来40年以上にわたり独自の研究を重ね、世界でも確固たるポジションを築いてきました。
ここでは私たちの主な事業、代表的な技術、製品ができるまでのフローなどをご紹介します。
BUSINESS OVERVIEW
事業説明
-
歯科機器医療用器材の製造・販売
歯の治療材、接着材、矯正材などの歯科器材や、歯科医療に使われる多種多様な機器を、開発から製造販売に至るまで一気通貫で提供しています。口腔という特殊な環境の中で高い品質と有効性、安全性に関する厳しい条件を満たすことが求められます。
-
輸出入
当社の製品は北米、ヨーロッパ、アジア圏を中心に70カ国以上で使われており、今後も世界中でマーケットを積極的に開拓していきます。海外でも、品質、安定供給、ブランド力があるトクヤマグループのバックグラウンドは大きな強みとなっています。
-
器械・器具の修理
歯科医院で使用している器械・器具の修理・保守点検を行っています。歯科医師が安心して治療できるように、長年培ってきた技術・知識を活かし、器械本来の機能や性能、安全性を確保できるように取り組んでいます。
PERFORMANCE
業績
製品売上は国内売上・海外売上ともに新型コロナ感染症の影響があった2020年を除き、2012年以降、右肩上がりで推移しています。特に海外売上が年々増加しており、トクヤマデンタルの製品はヨーロッパ、北米、アジア、オセアニア、中南米、アフリカと全世界に広がり、世界70カ国以上の国々で使用されています。
PRODUCT & TECHNOLOGY
製品・技術紹介
歯の詰め物であるコンポジットレジンと元の歯をいかに安全に短時間で接着させるか、天然歯に近い質感で自然に美しい外観を得ることができるか。歯科器材の分野において、私たちはいくつもの不可能を可能にしてきました。ここでご紹介するのは、その中でも世界に誇れる技術・製品です。
#01
機能性分子設計技術
Functional Molecular Design Technology
歯質と詰め物など異素材間の接着を
独自技術で長期に保つ
口腔内は常に湿度が高く、高温と低温に繰り返しさらされ、不定期に強い荷重がかかるという過酷な条件です。歯科器材はそのような条件下でも物性を維持しなければなりません。特に接着材は、歯質と詰め物など異素材間の接着を長期に保ち続ける必要があります。トクヤマデンタルは、高い接着力と接着耐久性の発現を可能にする独自の『3D-SRモノマー※』を提唱しています。一般的な接着性モノマーよりも複数の点で歯質と相互作用する多点相互作用、酸により溶け出してきたカルシウムイオンを取り込むことで強化される自己強化作用などの機構を想定しています。
※Self-Reinforcing
トクヤマデンタルの製品
-
歯科用象牙質接着材/歯科セラミックス用接着材料/歯科金属用接着材料
-
歯科用象牙質接着材(光硬化型)
-
知覚過敏抑制材料
(歯科用シーリング・コーティング材)
#02
重合触媒技術
Polymerization Catalyst Technology
コンポジットレジンの高速重合化で、
硬化時間を大幅に短縮
トクヤマデンタルはラジカル重合型の歯科器材を多数開発しており、重合触媒技術は主要技術の一つです。
光重合触媒は接着材や充填材(コンポジットレジン)などの多様な製品に用いられています。トクヤマデンタルが開発した『RAPテクノロジー』は、少量の光重合開始剤から加速度的に大量のラジカル種を生成することができる技術です。これにより、特にコンポジットレジンの高速重合化で硬化時間を大幅に短縮する事ができ、歯科医師も患者も治療時の負担が軽減されます。また、化学重合触媒も接着材やセメントなど多くの製品に使用されており、例えば『BoSEテクノロジー』により、化学重合においても高速重合化を達成しています。
トクヤマデンタルの製品
-
歯科充填用コンポジットレジン
-
歯科用象牙質接着材/歯科セラミックス用接着材料/歯科金属用接着材料
-
歯科用支台築造材料
#03
無機粉体制御技術
Functional Powder Technology
均一な球状フィラーを合成する技術で、
コンポジットレジンの品質を支える
トクヤマデンタルが持つ最も代表的な技術が『球状フィラー』です。金属アルコキサイドの脱水縮合により粒子を成長させるゾル-ゲル法によって、理想的なサイズの均一なスープラナノ球状フィラーを合成します。このフィラーを高密度で均一に分散させたコンポジットレジンは天然歯に近い質感・透明感を持ち、研磨後の光沢が持続します。また、新技術『スマートクロマティックテクノロジー』は、フィラーが発色する構造色と歯質の反射光(色)の混色により様々な歯質の色に同化した自然な外観を得る革新的な技術です。
トクヤマデンタルの製品
-
歯科充填用コンポジットレジン
-
歯科充填用コンポジットレジン
-
歯科切削加工用レジン材料 - CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)
#04
表面•界面制御技術
Surface Modification and Controlling Technology
成分の表面や成分同士の界面を制御することで、複合材料に様々な特性を持たせることを実現
歯科器材は様々な成分を配合して調製される機能性複合材料です。成分の表面や成分同士の界面を制御することによって、複合材料に様々な特性を持たせることができます。歯科医療従事者が使いやすい操作性の歯科器材を提供するうえで、表面・界面制御技術は重要な役割を果たしています。
トクヤマデンタルの製品
-
歯科用アルギン酸塩印象材
-
歯科充填用コンポジットレジン
-
義歯床用硬質裏装材(光硬化・粉液型)
WORK FLOW
製品ができるまで
優れた開発コンセプトを発案し、技術的なアプローチを考え、製造・販売を行う。
当社はこの一連のプロセスを一貫して行なっています。そのため、ユーザーの潜在的なニーズや歯科業界のトレンドなどを反映して製品化することができるのです。
-
FLOW 01
開発コンセプト
「世界中の誰よりも「感動」と「安心」を顧客と共有する」
―企業ビジョンにも掲げるこの言葉が、開発コンセプトです。新製品の開発は、既存製品の改良、新規製品の開発があります。ユーザーからの顕在化されたニーズ、歯科業界・治療のトレンドから潜在的なウォンツを探ります。
それらニーズ・ウォンツとトクヤマデンタルが持つ技術や開発力を組み合わせることで、どのような製品(価値)が提供できるかを考えぬき、開発コンセプトを決定します。 -
FLOW 02
研究開発
開発コンセプト、歯科器材としての要求を達成するための技術的なアプローチを考え、研究員が日々検討を行っています。
具体的な検討内容は、基礎技術の研究、製品組成の検討、新しい術式やユニークな容器の検討等、実に多岐にわたっています。
これら検討の中で得られた技術やアイディアは、知的財産として権利化します。 -
FLOW 03
薬事申請
私たちの取り扱う歯科器材を販売するためには、厚生労働省の認可が必要です。
そのため、薬事申請業務を薬務グループを中心とし各部署が連携して行います。 -
FLOW 04
製造
営業より出されたオーダーに対して月ごとに製造量を計算し、計画的に生産します。
生産された製品は品管検査を通過した後、出荷されます。
また、製造工程内でトラブルが発生した際は技術グループや品質管理グループ、品質保証グループが対応します。 -
FLOW 05
販売
マーケティングにより、製品の販売目標、どのエリアで、どのくらい販売していくのか全体の計画を立てます。
また、取引先のディーラーと商談、製品等の企画提案をすることで間接的に製品を歯科医院へ販売します。時にはディーラーと同行することで、歯科医院の先生方へ直接製品の説明をすることもあります。