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TECHNICAL job
M.K鹿島工場 技術グループ2015年入社
安定製造はメーカーのミッション。
製造条件の最適ポイントを
見つけるために。
Interview
Profile
2015年につくば研究所配属として入社。7年半ほど製品開発を行いました。つくばでは義歯床製品の開発を行い、21年に上市。22年4月から現職場に異動し、主に印象材の改良、製品の安定製造に関する対応、開発品の設計業務などを行っています。
入社の経緯を聞かせてください
開発テーマを任せてもらえる環境に惹かれて
入社のきっかけは同じ大学の先輩社員からの紹介でした。ひとりずつに開発テーマがあり、若くても研究をある程度任せてもらえる環境に惹かれました。歯科器材は世界中どこでも使うので、安定した業界であることも魅力に感じました。入社後はつくば研究所に配属され、7年半ほど製品開発を行い上市しました。開発に関わった製品が実際に市場に出るまで見届けられるのでとてもやりがいがあります。現在は鹿島工場に勤務し、印象材の改良、製品の安定製造に関する対応、開発品の設計業務などを行っていますが、つくば研究所での開発経験が基礎になっていますね。
仕事の内容を教えてください
代替原料を見つけ、置き換えのための検証を重ねる
鹿島工場では製品のラインナップがたくさんあり、しかも大量の製品を作ります。そのため製品の安定製造が不可欠です。最近はコロナ禍の影響もあり、原料メーカーからの供給が途絶えたり、輸入の際のコンテナ不足から原料の到着が遅れたりしています。その際の代替原料を見つけるのも仕事のひとつです。歯科器材は医療機器なので、原料の置き換えで安全性が確保できるのか、性能が発揮できるのかなどを十分に検証しなければなりません。商社からサンプルを取り寄せて何度も実験。原料の置き換えは既存製品にも影響するので、研究所と情報共有しながら進めています。
業務の中で笑顔になれるのはどんな時ですか
最適な製造条件を見つけ、良い製品を届けられた時
自分が提案した製造条件が製品に反映されたときはうれしいですね。ひとくちに製造条件といっても材料を混ぜるタイミングや、使用装置、色や質量の変化等、検討項目は多岐に渡ります。そのバリエーションと妥当性を検証し、製造効率が上がる最適ポイントを見つけ出すのです。先日、一年かかって検討している印象材の代替原料が採用されることになりホッとしています。安全性と性能の高い製品を不足なく、遅れることなく供給するのがメーカーの責任。そのミッションを通して、顧客である歯科医師や患者の方に笑顔になっていただきたいですね。